【6月22日 AFP】ブラジル北東部アラゴアス(Alagoas)州で、数日間続いた豪雨によって洪水が発生し、これまでに少なくとも39人が死亡した。死者数は今後大幅に増加する可能性があるという。同州知事が21日、明らかにした。

 アラゴアス州知事は地元国営通信アジェンシア・ブラジル(Agencia Brasil)に対し、「アラゴアス(州)では午後までに26人の死亡が確認され、1000人以上が行方不明だ」「行方不明者が生存していることを祈っているが、海岸や川の土手に遺体が流れ着いているということで非常に懸念している」と語った。また同州では4万軒以上の住宅が濁流に流されたという。

 ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ(Luiz Inacio Lula da Silva)大統領は21日、被災地の知事らと会って救難活動について協議した。また22日に緊急閣議を招集するとともに、家を失った人の支援に連邦予算を使えるようにしたいと述べた。(c)AFP