【6月19日 AFP】日本を訪れているチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は19日、日本の調査捕鯨に抗議している米環境保護団体シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation SocietySS)について、活動が暴力的だと批判した。

 ダライ・ラマは11日間の日程で日本を訪問中。会見で、シー・シェパードに「活動を中止するよう求める書簡を送ったことがある」と述べ、日本の捕鯨船に対する暴力的な嫌がらせを中止するよう求めたと語った。

 また、クジラに危害を加えることを阻止するというシー・シェパードの目的は支持するものの、「かれらの(活動)は非暴力的でなければならない」との考えを示した。

 今回の訪問では日本政府当局者との会談は予定していない。19日に善光寺(Zenkoji Temple)で法要を営み、20日に長野市、22日に金沢市、26日に横浜市で講演会を行う。(c)AFP