【6月9日 AFP】欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を45シーズンぶりに制したインテル(Inter Milan)のマッシモ・モラッティ(Massimo Moratti)会長が8日、ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)氏の監督就任が合意に達したことを明かした。

 伊ANSA通信によると、モラッティ会長は「われわれは合意を得て、最後の詳細を詰めた。明日になれば、ラファエル・ベニテスを紹介できるであろう。あとは契約書にサインするだけだ」と話しているという。

 ベニテス氏は前週、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)を退団していた。リバプールは09-10シーズン、リーグ戦を7位で終えていた。

 監督就任が確定すれば、ベニテス氏は09-10シーズンにインテルをリーグ戦、イタリア杯、欧州チャンピオンズリーグの3冠に導いたジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏の後任を務めることになる。モウリーニョ氏はインテルを退団し、10-11シーズンからはスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)を指揮することが決まっている。

 英大衆紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)は同日、ベニテス氏がリバプールからアシスタントコーチのマウリシオ・ペジェグリーノ(Mauricio Pellegrino)氏ら数名のスタッフを引き抜く意向であると報じている。(c)AFP

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