【6月2日 AFP】米軍普天間飛行場(US Marine Corps Air Station FutenmaMCAS Futenma)の移設問題をめぐって内閣支持率が20%を割り込む中、鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相の退陣論が民主党内に広がっている。

 鳩山首相は1日、前日に引き続いて、小沢一郎(Ichiro Ozawa)幹事長らと国会内で会談。首相の進退について話し合っているとの憶測の中、会談を終えた2人は無言のまま、別々に部屋をあとにした。鳩山首相は、硬い表情の小沢幹事長とは対照的に、記者団に対して笑顔を見せた。

 なお、予定されていた小沢氏の記者会見は延期された。平野博文(Hirofumi Hirano)官房長官は会談後、記者団に「あらためて3人で意見交換をした。引き続き話し合う」と説明した。

 一部メディアは、民主党筋の話として、鳩山・小沢両氏は、来月11日の投票が見込まれている参院選の前に首相が辞任すべきかについて協議していると報じている。

 鳩山首相が困難な状況に陥っていると見る識者は多い。

 中北浩爾(Koji Nakakita)立教大教授(政治学)は、鳩山首相は指導力に欠けており、支持率が大幅に落ち込んだ現状では辞任以外に選択肢はない、とコメントしている。(c)AFP/Frank Zeller