【5月28日 AFP】米アップル(Apple)のタブレット型情報端末「iPad(アイパッド)」が28日、日本や欧州の一部で一斉に発売が開始された。iPadは、今後のPCの概念を変える可能性を持つタッチパネル式のタブレットPCで、米国外での販売は今回が初めて。
 
 28日にiPad発売が開始された国は、日本、オーストラリア、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、カナダ。これらの国々のアップル店舗前には、いち早くiPadを入手したいアップルファンらの長蛇の列ができた。

 オーストラリア、シドニー(Sydney)のアップル店舗前で、列の先頭に並んでいた「どうしても1番にiPadを手に入れたかった」と話す22歳の男子学生は、前日27日の午前2時から30時間も並んでいるという。この日のために休暇をとり、毛布や寝袋、椅子などを準備してiPad発売に備えた。

 iPadは4月3日に米国で発売され、続いて同月末から海外市場でも販売を開始する予定となっていた。だが米国でのあまりの人気に、在庫が底をつき、海外発売日を延期するという異例の事態となっていた。

 アップルでは、続いて香港、シンガポール、ニュージーランド、オーストリア、オランダ、ベルギー、アイルランド、ルクセンブルク、メキシコで7月からiPadの販売を開始するという。(c)AFP

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