【5月17日 AFP】英労働党(Labour Party)の党首選で15日、エド・ミリバンド(Ed Miliband)前エネルギー・気候変動相(40)が名乗りを上げ、すでに出馬を表明している兄のデービッド・ミリバンド(David Miliband)前外相(44)との兄弟対決が注目を集めている。

 ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)前政権で1938年以来の「兄弟そろっての入閣」を果たしたミリバンド兄弟。弟のエド氏は、労働党の選挙マニフェストの草案作成に携わったブラウン前首相の側近で、ブラウン氏の辞任直前まで行動をともにしていた。

 1994年の労働党党首選では、トニー・ブレア(Tony Blair)元英首相とブラウン前首相が「密約」を交わし、ブラウン氏が立候補を見送る代わりにブレア氏が途中で政権の座を譲るとの協定を結んだとされている。

 ミリバンド兄弟も同様の協定を結んでいるのではとの見方について、エド氏は「何の取引もない」と一蹴。「デービッドは1番の親友だ。とても愛している。それでもちゃんとした競争はできるし、党にとっても必要だと思う」と述べた。

 これまで党首選に名乗りを上げたのはミリバンド兄弟だけで、ブックメーカー(公認賭元業者)のオッズ(賭け率)でも2人がトップを走っているが、ほかの候補者も今後続々と名乗りを上げるとみられている。(c)AFP