【5月14日 AFP】英国のデービッド・キャメロン(David Cameron)新首相は13日、就任後初の閣議の席で、閣僚たちに閣議中の携帯機器の使用禁止を宣言した。携帯を使うと気が散ってしまい、取り組むべき審議課題に集中できない、というのがその理由だ。

 ところが、この初閣議の最中に早速、新ルールを破ったのは、なんと法の番人であるべきケネス・クラーク(Kenneth Clarke)法相だった。閣僚たちが笑う中、キャメロン首相はクラーク法相に、通話を短めに終えて「国家を運営する仕事」に戻るよう命じた。

 英国ではスマートフォンの「ブラックベリー(BlackBerry)」など携帯機器に依存する政治家がますます増えており、下院では音量を消して使うことを条件に審議中の使用を許可している。(c)AFP