【5月11日 AFP】来日している米国のレイ・ラフード(Ray LaHood)運輸長官は11日、山梨県都留(Tsuru)市で次世代新幹線、リニアモーターカーの実験車両に試乗した。

 同市にある実験線を訪れ、時速500キロの超高速走行を誇るリニアモーターカーに乗り込んだラフード長官は、「一生の思い出になるスリル」を楽しみにしてきたと語った。

 米国で進む130億ドル(約1兆2000億円)規模の高速鉄道整備計画をめぐって、中国、フランス、ドイツなどと高速鉄道システムの受注争いを展開している日本は、新幹線やリニアモーターカーの米国への売り込みを図っている。

 鉄道整備でインフラ改善、環境保護、雇用創出を狙うバラク・オバマ(Barack Obama)大統領の戦略では、全米で10路線程度の高速鉄道建設が計画されており、一部の路線の入札は年内に始まるとみられている。(c)AFP