【4月21日 AFP】2月に引退した大相撲の元横綱朝青龍(Asashoryu、本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、Dolgorsuren Dagvadorj)が、花とガーデニングというまったく意外な分野に転身するようだ。

 英国王立園芸協会(Royal Horticultural SocietyRHS)が主催する毎年恒例のフラワーショー、「チェルシー・フラワーショー(Chelsea Flower Show)」に、「世界一の庭師」として知られるガーデニスト、石原和幸(Kazuyuki Ishihara)氏の弟子として参加するという情報が21日、明らかになった。

 情報筋によると、朝青龍と石原氏は数年来のつきあいがあり、ガーデニングを学びたいという朝青龍の希望を受けて「チェルシーで一緒にやろう」となった。朝青龍はモンゴルに森を作りたいという夢があるという。

 今年のチェルシー・フラワーショーは5月25~29日に開催される。石原氏は同ショーで金メダルを3回獲得している。雪が風に吹かれて起こる自然現象を指す「風花(Kazahana)」の社名で展開するガーデニング・デザインを披露する。

 現役時代は土俵の外での行動が問題視されることも多かった朝青龍。147キロの大きな体で繊細さが必要とされる「新キャリア」に挑む。(c)AFP