アイスランド火山の噴火、すし業界にも飛び火 ノルウェー産サーモンが品薄に
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【4月21日 AFP】アイスランドの火山噴火に伴う欧州航空便の混乱が、遠く離れた日本のすし業界にも飛び火している。すしネタとなる大西洋サケは、ほぼ9割をノルウェーからの空輸に頼っているためだ。欧州各国で飛行規制が実施されて以来、ノルウェーからの航空貨物便が滞り、サケの在庫は底をつきかけている。不足分を補うため、業者らはニュージーランド産サケの輸入を模索している。
築地市場に店を構える販売業者の1人は、「全く入荷がない。噴火が早く収まることを願うよ」と語った。この業者の店では普段、1日あたり約20キロのサケを販売しているが、現在店頭に出ているのは小さな切り身3枚のみ。店では23日から、ニュージーランド産サケを入荷するという。
年間2000トンの輸入サケを扱う埼北水産(Saihoku Fisheries)は、この数日間で毎月の売り上げのおよそ3分の1にあたる3000万円の損失を出したという。同社は通常、一般的な冷凍サケではなく生サケを週に4回空輸しているという。
アイスランドの火山噴火で14日に飛行規制が導入されて以来、ノルウェーからの航空便はストップしたままだ。ノルウェーでは19日、ほぼ全域で飛行規制を解除されたが、20日未明に再び南西部一帯を飛行禁止となった。
こうした状況から、多くの日本企業がノルウェーからニュージーランドへと仕入れ先を変更し始めた。サケ輸出に関して、ノルウェーがキングサーモンの産地として名をはせる一方、ニュージーランドは英国やカナダの後塵を拝している。だが、ニュージーランドのサケ輸出関連企業によると、アイスランドでの火山噴火以来、ドバイ(Dubai)やバンコク(Bangkok)、シンガポール、東京、大阪からの注文が急増。図らずも混乱の「恩恵」を享受している。
日本の2月のノルウェーからの大西洋サケ輸入量は1400トンで、金額にすると10億円以上に上る。その他の国からの輸入量は、わずか150トンだ。
都内のすし店「すし一番(Sushi Ichiban)」によると、生サケの仕入れ値は20%ほど急騰したが、在庫があったため販売価格は据え置かれているという。(c)AFP/Kimiko de Freytas-Tamura
築地市場に店を構える販売業者の1人は、「全く入荷がない。噴火が早く収まることを願うよ」と語った。この業者の店では普段、1日あたり約20キロのサケを販売しているが、現在店頭に出ているのは小さな切り身3枚のみ。店では23日から、ニュージーランド産サケを入荷するという。
年間2000トンの輸入サケを扱う埼北水産(Saihoku Fisheries)は、この数日間で毎月の売り上げのおよそ3分の1にあたる3000万円の損失を出したという。同社は通常、一般的な冷凍サケではなく生サケを週に4回空輸しているという。
アイスランドの火山噴火で14日に飛行規制が導入されて以来、ノルウェーからの航空便はストップしたままだ。ノルウェーでは19日、ほぼ全域で飛行規制を解除されたが、20日未明に再び南西部一帯を飛行禁止となった。
こうした状況から、多くの日本企業がノルウェーからニュージーランドへと仕入れ先を変更し始めた。サケ輸出に関して、ノルウェーがキングサーモンの産地として名をはせる一方、ニュージーランドは英国やカナダの後塵を拝している。だが、ニュージーランドのサケ輸出関連企業によると、アイスランドでの火山噴火以来、ドバイ(Dubai)やバンコク(Bangkok)、シンガポール、東京、大阪からの注文が急増。図らずも混乱の「恩恵」を享受している。
日本の2月のノルウェーからの大西洋サケ輸入量は1400トンで、金額にすると10億円以上に上る。その他の国からの輸入量は、わずか150トンだ。
都内のすし店「すし一番(Sushi Ichiban)」によると、生サケの仕入れ値は20%ほど急騰したが、在庫があったため販売価格は据え置かれているという。(c)AFP/Kimiko de Freytas-Tamura