【4月14日 AFP】中央アジア・キルギスのクルマンベク・バキエフ(Kurmanbek Bakiyev)大統領は13日、南部Teyitで記者会見し、暫定政府の辞任要求を受け入れると発表した。自身と親族の身の安全が保証されることを、辞任の条件としている。
 
 反政府行動の激化で首都ビシケク(Bishkek)を脱出して以来、バキエフ大統領が公に姿を現したのは初めて。

 武装兵士25人が護衛に立つなか、屋外で行われた記者会見でバキエフ大統領は、辞任受け入れを表明する一方、現在の正式な大統領は自分であると強調した。

 バキエフ大統領の辞任発表に先立ち、暫定政府はバキエフ氏がビシケクに戻らず、同大統領が基盤とする南部で行動を続けるならば、特殊部隊を派遣して同氏を逮捕すると最後通告していた。(c)AFP/Matt Siegel