【4月6日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は5日、ワシントンD.C.(Washington D.C.)を本拠地とする米大リーグ(MLB)、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)対フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)の開幕戦の始球式で登板した。今年は、1910年4月に当時のウィリアム・ハワード・タフト(William Howard Taft)大統領が初めて現職大統領として大リーグで始球式を行ってから100周年にあたる。

 地元ナショナルズのジャケットを着てピッチャーマウンドに向かったオバマ大統領だが、マウンドに上がってから取り出したキャップは自身がファンであるシカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)のものだったため、観客からブーイングを浴びる一幕もあった。

 オバマ大統領の投球は大きな山なりだったが、ナショナルズのライアン・ジマーマン(Ryan Zimmerman)選手がノーバウンドで捕球し役目を果たした。

 始球式の感想を記者らに尋ねられたオバマ大統領は、「ちょっと高くて、それすぎたね」と話していた。少なくともワイルドピッチや、球がプレート手前で落ちたりという「不名誉」は免れたようだ。(c)AFP