【4月4日 AFP】米ニューヨーク(New York)市の12歳の少女が、警察と市の教育当局を相手取って100万ドル(約9400万円)を求める訴えを起こす意向を明らかにした。デーリー・ニューズ(Daily News)紙が3日、報じた。

 12歳のアレクサ・ゴンザレス(Alexa Gonzalez)さんは今年2月、クイーンズ(Queens)区の中学校の机に落書きをしたところを教師にとがめられた。

 母親によると、アレクサさんが書いた言葉は、「アビーとフェイス、わたしの大好きなお友達」だった。使ったのは水性の緑のマーカー。それを見た教師はアレクサさんにつかみかかり、校長室に無理やり連れて行ったという。

 通報を受けた警察は、アレクサさんに手錠をかけて逮捕。警察署では、2時間にわたって手錠でポール(手すりなどの棒)につながれた。

 アレクサさんの弁護士は、警察が不要な暴力をふるい、アレクサさんの権利を侵害したと主張している。

 当局はこの件についてコメントしていない。市の関係者はこれまでに、逮捕は間違いだったとの見解を示している。(c)AFP