【4月3日 AFP】人間の顔の表情や動作を認識して反応するテディベアの形をしたロボットを富士通(Fujitsu)研究所が開発している。まだ名前がつけられていないこのロボットの試作品が、東京郊外で開催中の展示会で今週公開された。

 テディベアの鼻の部分に搭載しているカメラで人間が手を振る動作などを認識し、また人が触れると、頭と手足に仕込まれているセンサーが感知する。くすくす笑う、声をあげて笑う、手足を振る、居眠りをする、はてはいびきをするといった300を超えるアクションができる。

 開発者は「家族の一員になったり、養護施設や学校で人間の役に立つものを提供したい。外見も自然さを出したい」と語った。富士通では、お年寄りに癒しを感じてもらおうと試験的に老人養護施設へ提供することを計画している。