【3月31日 AFP】ローマ(Rome)の観光名所の1つ、古代遺跡「ドムス・アウレア(Domus Aurea)」(ネロ皇帝の黄金宮殿)で30日、地下遺構の天井部分が約60平方メートルにわたって崩落した。

 長年の漏水が原因とみられるという。消防当局によると、この崩落によるけが人はいない。

 コロッセオ(Colosseum)とフォロ・ロマーノ(Roman Forum)の間に位置するドムス・アウレアはフレスコ画などが有名で、1999年に一部が一般公開されて以来1日平均1000人の観光客で賑わっていた。

 しかし2005年、洪水による地下遺構の崩落が懸念されたため閉鎖され、約1年後に再度公開された。今回の崩落部分は修復・補強工事のため閉鎖されていた。(c)AFP