【3月30日 AFP】国連環境計画(United Nations Environment ProgrammeUNEP)と国際刑事警察機構(インターポール、Interpol)は24日、アフリカのコンゴ盆地に生息するゴリラが、違法な伐採、鉱山開発、ブッシュミート(野生動物肉)のための密猟などにより、絶滅の危機に瀕しているとする報告書を発表した。

 報告書によると、密猟や生息域の破壊が加速されていることから、コンゴ盆地のゴリラは10~15年以内に絶滅する可能性があるという。

 エボラ出血熱の大流行が、個体数の減少に拍車をかけている。また、密猟が増加する背景には、コンゴ民主共和国の東部地域で暗躍する民兵組織の存在があるという。(c)AFP/Marlowe Hood