【3月29日 AFP】ロシア・モスクワ(Moscow)中心部で29日朝、ラッシュ時の地下鉄内で爆発が相次ぎ34人が死亡した事件は、女2人による自爆攻撃だったことが明らかになった。

 1回目の爆発は現地時間7時52分(日本時間12時52分)、モスクワの連邦保安庁(FSB)に近い地下鉄ルビャンカ(Lubyanka)駅に停車中の列車内で発生した。2回目は約30分後、同じくモスクワ中心部のパルククリトゥールイ(Park Kulturi)駅に停車中だった列車内で起きた。2回とも爆発物を仕込んだベルトを着用した女による自爆攻撃だった。

 非常事態省によると、ルビャンカ駅での爆発による死者は22人、負傷者は12人、パルククリトゥールイ駅では死者12人、負傷者7人だった。

 一方、モスクワ地検のユーリ・シオミン(Yuri Syomin)検事正は、「現在は救助活動に集中しているため、死者数は確定していない」としたうえで、暫定的にはそれぞれ1回目が少なくとも19人、2回目が14人と発表した。(c)AFP/Stuart Williams and Antoine Lambroschini