【3月26日 AFP】往年のスウェーデン・ポップグループ、アバ(Abba)が1夜限りの再結成を果たすかもしれない ― 元メンバーのベニー・アンダーソン(Benny Andersson)とビョルン・ウルヴァース(Bjoern Ulvaeus)が26日、ロンドン(London)で行われた英紙タイムズ(Times)とのインタビューで示唆した。

 昨年には全編にアバの楽曲を用いた映画『マンマ・ミーア!(Mamma Mia!)』が大ヒットしたこともあり、アバの再結成を望む声は多かった。だが、メンバーらは長年の間、再結成の可能性を否定し続けてきた。

 タイムズ紙の記者に、小規模なオーケストラの演奏で家族や友人だけを招いた内輪の再結成コンサートを開き、その収録映像を全世界に向けて放映するというアイデアについて聞かれたベニーは、しかし、「ああ、悪くないね」と答え、否定はしなかった。

 アンニ・フリード・リングスタッド(Anni-Frid Lyngstad)とアグネタ・フォルツコグ(Agnetha Faeltskog)ら元女性メンバーについては、「女性陣も歌いたいというかは分からないね」と話しながらも、「フリーダ(アンニ・フリード)は録音スタジオで活動してたよ」と付け加えた。

 ビョルンも、アバのアルバム「スーパー・トゥルーパー(Super Trouper)」に収録された「ザ・ウェイ・オールド・フレンズ・ドゥ(The Way Old Friends Do)」をもじって、「ザ・ウェイ・オールド・フォークス・ドゥ(The Way Old Folks Do)でも歌おうか」と応じた。

 ビョルンとベニーは、「ダンシング・クィーン(Dancing Queen)」や「恋のウォータールー(Waterloo)」など、アバのヒット曲を手がけている。(c)AFP