地下鉄サリン事件15年、遺族が記録映像まとめる
このニュースをシェア
【3月20日 AFP】15年という時間は、現代日本最悪のテロ攻撃だった地下鉄サリン事件のショックを和らげたかもしれない。しかし、遺族の高橋シズヱさん(Shizue Takahashi)は、記憶を風化させてはならないと心に決めている。
1995年3月20日、終末論を説くカルト教団「オウム真理教(Aum Supreme Truth)」は、麻原彰晃(Shoko Asahara、本名松本智津夫、Chizuo Matsumoto)教祖の指示のもと、ナチス・ドイツ(Nazi)が開発した神経ガス「サリン」を朝の通勤ラッシュの地下鉄にまいた。サリンは霞ヶ関に向かう5つの地下鉄路線にまかれ、6200人以上が重軽傷を負い、13人が死亡する大惨事となった。
高橋シズヱさんの夫、一正(Kazumasa)さん(当時50)は、霞ヶ関駅で混雑した車両内からサリンの入ったナイロン袋を片付けた駅職員だった。一正さんは近くの病院に搬送されたが、シズヱさんが病院に到着する前に亡くなった。
一正さんを追悼し、犠牲者が忘れ去られることのないようにと、高橋シズヱさんは事件の生存者や事件を目撃した警官、医師、記者、当局者らにインタビューした記録映像をまとめた。ドキュメンタリーは、都内地下鉄駅がまるで戦場のようになり、パニック状態となった通勤者たちが駅の出口に殺到し、犠牲者たちが口と鼻から出血して倒れていたあの恐怖の1日を振り返る。
ドキュメンタリーで、当時警察庁長官だった国松孝次(Takaji Kunimatsu)氏は、95年3月22日に教団本部に強制捜査が入ることを予期したオウム真理教が、何らかの捜査かく乱を行うのではないかとの情報もあったと述べ、サリン事件の犠牲者たちへの謝罪の気持ちを語った。(c)AFP/Hiroshi Hiyama
1995年3月20日、終末論を説くカルト教団「オウム真理教(Aum Supreme Truth)」は、麻原彰晃(Shoko Asahara、本名松本智津夫、Chizuo Matsumoto)教祖の指示のもと、ナチス・ドイツ(Nazi)が開発した神経ガス「サリン」を朝の通勤ラッシュの地下鉄にまいた。サリンは霞ヶ関に向かう5つの地下鉄路線にまかれ、6200人以上が重軽傷を負い、13人が死亡する大惨事となった。
高橋シズヱさんの夫、一正(Kazumasa)さん(当時50)は、霞ヶ関駅で混雑した車両内からサリンの入ったナイロン袋を片付けた駅職員だった。一正さんは近くの病院に搬送されたが、シズヱさんが病院に到着する前に亡くなった。
一正さんを追悼し、犠牲者が忘れ去られることのないようにと、高橋シズヱさんは事件の生存者や事件を目撃した警官、医師、記者、当局者らにインタビューした記録映像をまとめた。ドキュメンタリーは、都内地下鉄駅がまるで戦場のようになり、パニック状態となった通勤者たちが駅の出口に殺到し、犠牲者たちが口と鼻から出血して倒れていたあの恐怖の1日を振り返る。
ドキュメンタリーで、当時警察庁長官だった国松孝次(Takaji Kunimatsu)氏は、95年3月22日に教団本部に強制捜査が入ることを予期したオウム真理教が、何らかの捜査かく乱を行うのではないかとの情報もあったと述べ、サリン事件の犠牲者たちへの謝罪の気持ちを語った。(c)AFP/Hiroshi Hiyama