【3月11日 AFP】2006年、オランダの石油販売会社トラフィギュラ(Trafigura)がチャーターした船がコートジボワールに有毒廃棄物を不法投棄した問題で、オランダ最高裁は10日までに、アムステルダム市(Amsterdam)を相手取った訴訟が可能との判断を下した。
 
 この事件は、06年8月、トラフィギュラがパナマ船籍の船をチャーターして苛性ソーダや石油残さ油などの有毒廃棄物をアビジャン(Abidjan)市内に持ち込み、各所へ不法投棄したもの。国連(UN)は前年9月、少なくとも15人の死亡と数人の入院について、有毒物質が関係していたことを示す「強い」証拠を発見したと発表した。

 オランダの検察当局は、この船は当初、廃棄物をアムステルダムに陸揚げしたが、市が投棄を許可せずほかの場所に移送するよう命じたことを重く見て、市の責任を問う構えを見せていた。

 事件をめぐっては、オランダ国内で、トラフィギュラと船長に対し、廃棄物輸出に関する法律違反にあたるかどうかの捜査が現在も行われている。(c)AFP

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