【3月9日 AFP】にわかには信じがたいが、宮城県大崎市の山あいの集落で、カンガルーの目撃情報が相次いでいる。

 同市職員によると、「黄土色、大きい耳、身長1~1.5メートルの動物が道端に立っていて、ピョンピョン跳ねながら逃げていった」という内容の目撃情報が、これまでに30件ほど寄せられている。そのうち前年12月からの目撃談は3件だ。目撃された場所はすべて、世帯数441の真山地区で、冬になると雪に閉ざされることが多い。

 カンガルーがいるとの噂はおよそ7年前から広まっており、テレビ局や新聞社が証拠をとらえようと隠しカメラをセットしているが、これまでのところその姿をとらえることには成功していない。

 市の職員は、誰かが「カンガルー横断注意」の道路標識を既に設置したそうです、と冗談交じりに語った。(c)AFP