【3月3日 AFP】10代の少年少女では、テレビを観る時間またはコンピューターゲームをやる時間が長いほど、家族や友人と疎遠になるとする研究結果が、1日の医学誌「Archives of Pediatric and Adcolescent Medicine」に発表された。

 ニュージーランドの研究チームは、2つのグループの調査結果を比較した。1つ目は、ほぼテレビしかなかった時代の1987~88年、15歳前後の男女976人を対象に、学校がある日にテレビを見ている時間や両親や同級生と一緒にいる時間についてアンケートに答えてもらった。

 2つ目は2004年、14~15歳の男女3000人以上を対象に、テレビやDVDやビデオを観る時間、宿題以外の目的でパソコンを使う時間、XBoxやプレイステーション(Playstation)、任天堂(Nintendo)などの家庭用ゲーム機などでゲームをする時間、読書や宿題をする時間、両親や同級生と一緒にいる時間についてアンケートに答えてもらった。

 1つ目のグループでは、テレビ視聴時間が1時間伸びるごとに、両親と疎遠になるリスクが13%ずつ、同級生と疎遠になるリスクが24%ずつ上昇することが明らかになった。

 2つ目のグループでは、テレビ視聴時間あるいはコンピューターまたはゲーム機で遊ぶ時間が1時間伸びるごとに、両親と疎遠になるリスクが5%ずつ上昇した。同級生と疎遠になるリスクも高くなることがわかった。

 一方、読書と宿題をやる時間の方が多い少年少女では、両親とより近しい関係であることも浮き彫りになった。  

 研究チームは、娯楽、通信、教育において画面ベースのオプションが急速に発達していることにかんがみ、こうしたテクノロジーが青少年の社会性の発達と心理的・物理的な幸せに及ぼす影響を監視していく必要があると指摘している。(c)AFP