【2月21日 AFP】モロッコ中部の都市メクネス(Meknes)で19日にモスクのミナレット(尖塔)が倒壊し、41人が死亡、76人が負傷したことについて、現地ではモスクの維持管理に問題があったのではないかとの指摘が相次いでいる。

 事故があったモスクは、モロッコのほかの多くのモスクと同じく、わらを混ぜた土を練って作った日干しれんがでできており、ここ数日モロッコで続いていた激しい雨が倒壊の原因だと話す人が多い。

 しかし、倒壊した尖塔は、早急に補強が必要だとメクネス市当局が評価していた約520の建築物の一つだったため、多くの犠牲者が出た現地では、なぜもっと早く補強工事ができなかったのかと市の対応を批判する声も上がっている。

 当局は、モスク本体にも倒壊の恐れがあるとして立ち入りを禁じている。内務省は国王モハメド6世(Mohammed VI)が全国のすべての古いモスクの安全性の緊急調査を命じたと発表した。

 今回の事故は、モロッコで起きた同種の事故としては最悪のものとなった。救助活動は20日の日中に終了し、収容されたすべての遺体は遺族に引き渡された。(c)AFP/Mohamed Chakir