【2月17日 AFP】(一部更新)米運輸省道路交通安全局(National Highway Traffic Safety AdministrationNHTSA)は16日、トヨタ自動車(Toyota Motor)がレクサス(Lexus)のアクセルの不具合などで発表した一連のリコール(無料の回収・修理)が適切に行われたのか調べるため、同社に書類を提出するよう求めたと発表した。

 書類提出を求めたリコールは、フロアマットがアクセルペダルにからむ問題で2007年9月26日と2009年10月6日に発表された2件と、アクセルペダルが戻りにくくなるなどの問題で今年1月21日に発表された1件の計3件。09年10月のリコールは今年1月29日に対象が拡大されている。

 NHTSAはリコールが適切なタイミングで行われたか、リコールの対象範囲が適切だったかを調べるため、トヨタがいつ、どのように問題となった不具合を知ったのか文書で明らかにするよう求めている。米国の法律では、自動車メーカーが安全上の欠陥があると判断した場合は5日以内に当局に報告し、速やかにリコールを行うことが定められている。

 NHTSAの要求を受けてトヨタは「安全性向上の責任を誠実に果たし、安全性の問題については適時政府に連絡してきた。NHTSAに要求された情報はすべて提供する」と発表した。

 NHTSAのウェブサイトによると、16日までに34人がリコールの対象となったトヨタ車の欠陥で死亡したとされている。うち13人は1月後半以降に報告された2005~2010年に発生した9件の事故によるものだという。

■米の2工場で生産停止

 一連のリコールで米国での販売が落ち込んでいるため、トヨタ自動車は16日、米ケンタッキー(Kentucky)州の工場で今月26日に、テキサス(Texas)州の工場で3月15日と4月12日の週の計2週間、生産を停止すると発表した。ケンタッキー州の工場では3月と4月に追加の生産休止日を設定する可能性もあるとしている。

 トヨタの豊田章男(Akio Toyota)社長は17日に品質問題に関する3度目の記者会見を行う予定になっている。(c)AFP/Veronica Smith