【2月6日 AFP】勤務中にグラビア画像を眺めているのがテレビ中継されてしまったオーストラリアの銀行員について、豪投資銀行マッコーリー(Macquarie Bank)は6日、この従業員を解雇しない方針を発表した。

 マッコーリー従業員のデービッド・キーリー(David Kiely)さんは、勤務中にランジェリー・ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria's Secret)」のモデル、ミランダ・カー(Miranda Kerr)さんのセミヌード写真を眺めているところを、同僚のインタビューを映していたカメラで「中継」されてしまった。

 マッコーリーは内部調査の結果キーリーさんを解雇しない方針を決定し、「マッコーリーと従業員一同は、気分を害された方々にお詫びします」との声明を発表した。

 この騒動をめぐっては、モデルのミランダ・カーさんも5日、キーリーさんが解雇されないよう求める嘆願書に喜んで署名すると支持を表明。動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿されたこの中継動画は数百万回も再生され、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェースブック(Facebook)」上にはキーリーさん支援ページが複数登場し、ロンドン(London)に拠点を置くビジネス関連サイト「hereisthecity.com」は「セーブ・デーブ(Save Dave、デーブを救え)」キャンペーンを展開して人気を博した。

 キーリーさん支援の輪はネット上で現在も広がっており、6日朝現在、フェースブックの「マッコーリーへ:キーリーを解雇するな(Macquarie -- Don't Fire David Kiely)」グループのメンバーは1344人に上っていた。(c)AFP

【参考】YouTubeに投稿された問題の動画