妻にブルカ強制の男性、「フランスにふさわしくない」と仏首相
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【2月4日 AFP】フランスのフランソワ・フィヨン(Francois Fillon)首相は3日、フランス人の妻にイスラム教徒女性の全身を覆う衣装を着るよう強制した外国籍の男性に対し、「わが国にふさわしくない」と述べ、仏国籍の付与を拒否する意向を明らかにした。
フランスでは、国民議会(下院)の調査委員会がイスラム女性の衣装ブルカの着用は「フランスの価値観とは相容れない」として、公共の場での着用禁止を提言する報告書をまとめ、国民的議論が高まっている。
問題の男性をめぐっては先に、エリック・ベッソン(Eric Besson)移民・統合・共同開発相が国籍付与の拒否命令を出していたが、フィヨン首相は地元ラジオ局ヨーロッパ1(Europe 1)で、この命令に署名すると語った。
「フランスの法律の問題だ。民法は非常に長い間、(フランス)共和国の価値に敬意を払わない者には帰化を認めてこなかった」
フィヨン首相は、男性がブルカの着用や、自宅で男女間の空間を区別することを強制し、女性と握手することも拒んでいると指摘。「宗教的な過激主義の問題だ」「男性が態度を変えなければ、この国に居場所はない。仏国籍の取得に値しない」と述べた。
フィヨン首相は、この男性の妻が希望するのであれば、処遇が決まるまではブルカの着用を続けてもよいとしている。(c)AFP
フランスでは、国民議会(下院)の調査委員会がイスラム女性の衣装ブルカの着用は「フランスの価値観とは相容れない」として、公共の場での着用禁止を提言する報告書をまとめ、国民的議論が高まっている。
問題の男性をめぐっては先に、エリック・ベッソン(Eric Besson)移民・統合・共同開発相が国籍付与の拒否命令を出していたが、フィヨン首相は地元ラジオ局ヨーロッパ1(Europe 1)で、この命令に署名すると語った。
「フランスの法律の問題だ。民法は非常に長い間、(フランス)共和国の価値に敬意を払わない者には帰化を認めてこなかった」
フィヨン首相は、男性がブルカの着用や、自宅で男女間の空間を区別することを強制し、女性と握手することも拒んでいると指摘。「宗教的な過激主義の問題だ」「男性が態度を変えなければ、この国に居場所はない。仏国籍の取得に値しない」と述べた。
フィヨン首相は、この男性の妻が希望するのであれば、処遇が決まるまではブルカの着用を続けてもよいとしている。(c)AFP