スフィンクス像が並ぶ古代エジプトの道、来月一般公開 全長2.7キロ
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【2月4日 AFP】古代エジプトの都テーベ(Thebes)があったルクソール(Luxor)で発掘作業が進められている、ルクソール神殿(Luxor Temple)とカルナック神殿(Karnak Temple)を結ぶ古代エジプト時代の道が、来月3日から一般に公開される。地元当局が3日明らかにした。
幅76メートル、全長2.7キロの道は、約3400年前の古代エジプトの王アメンホテプ3世(Amenhotep III)が建設を始め、ネクタネボ1世(Nectanebo I、在位紀元前380~363年)時代に完成したとみられている。かつて道の両側には、テーベ地方の大気の守護神アメン(Amun)とその妻ムト(Mut)への貢ぎ物を納めたチャペルとともに1350体のスフィンクス像が建っていたとみられ、うち650体が発掘されている。古代エジプト人は年に1度、アメンとムトの像を持ってこの道を歩き、結婚の儀式を再現していたとされる。
エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長によると、発掘は最終段階にあり、当時の状態を復元する作業が進められているという。
また、発掘作業中に、ルクソールでは初となる古代エジプトの女王クレオパトラ(Cleopatra)の名前を記したカルトゥーシュ(王の名前を囲む曲線)が発見された。ハワス事務局長は「クレオパトラが(共和政ローマの政治家)マルクス・アントニウス(Mark Anthony)との旅行中にこの道を訪れ、カルトゥーシュを残した」としている。(c)AFP/Riad Abu Awad
幅76メートル、全長2.7キロの道は、約3400年前の古代エジプトの王アメンホテプ3世(Amenhotep III)が建設を始め、ネクタネボ1世(Nectanebo I、在位紀元前380~363年)時代に完成したとみられている。かつて道の両側には、テーベ地方の大気の守護神アメン(Amun)とその妻ムト(Mut)への貢ぎ物を納めたチャペルとともに1350体のスフィンクス像が建っていたとみられ、うち650体が発掘されている。古代エジプト人は年に1度、アメンとムトの像を持ってこの道を歩き、結婚の儀式を再現していたとされる。
エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長によると、発掘は最終段階にあり、当時の状態を復元する作業が進められているという。
また、発掘作業中に、ルクソールでは初となる古代エジプトの女王クレオパトラ(Cleopatra)の名前を記したカルトゥーシュ(王の名前を囲む曲線)が発見された。ハワス事務局長は「クレオパトラが(共和政ローマの政治家)マルクス・アントニウス(Mark Anthony)との旅行中にこの道を訪れ、カルトゥーシュを残した」としている。(c)AFP/Riad Abu Awad