【2月1日 AFP】米国のロバート・ギブズ(Robert Gibbs)大統領報道官は31日、2001年の9.11同時多発テロ事件の主犯格とされるハリド・シェイク・モハメド(Khalid Sheikh Mohammed)容疑者について、有罪となった後に「神の下に召されるだろう」と述べ、死刑となるとの認識を示した。

 米テレビCNNの番組の中で語ったもので、ギブス報道官は同容疑者について、「公正に裁かれ、自身が関与した凶悪犯罪の報いとして死刑になる可能性が高い」と発言した。

 また、同容疑者を含む9.11テロの主犯格容疑者の裁判について、ホワイトハウス(Whitehouse)は現在も、ニューヨーク(New York)で行いたい考えであることも明かした。

 モハメド容疑者ら9.11テロの主犯格容疑者5人について米バラク・オバマ(Barack Obama)政権は、テロで崩壊したワールドトレードセンター(World Trade Center)にほど近いニューヨーク・ロウワーマンハッタン(Lower Manhattan)の連邦裁判所で、起訴手続きおよび裁判を行いたいとしていた。

 しかし、当初は容認姿勢をみせていたマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)ニューヨーク市長は、前週になって、治安対策やコストへの懸念などを理由に態度を一転し、難色を示している。(c)AFP