【2月1日 AFP】日中の歴史共同研究委員会は31日、2006年から行ってきた共同研究の結果をまとめた報告書を発表した。報告書は日中両政府の合意のもとで、両国の歴史学者各10人が約2000年にわたる日中史を検証したもの。

 549ページにおよぶ報告書は、日中戦争(1937-45年)を日本の侵略行為と認めた。一方、南京大虐殺の犠牲者数については中国側が1947年の南京戦犯裁判の判決を根拠に「30万人以上」と主張。日本側は「様々な説がある」として「最大で20万人」とし、共通認識は得られなかった。(c)AFP

【関連記事】南京虐殺など認識の溝埋まらず、日中歴史共同研究