【1月28日 AFP】中国・河南(Henan)省で先ごろ発見された、「三国志」の英雄、魏(Wei)の曹操(Cao Cao、155~220年)のものとされる陵墓について、上海(Shanghai)の復旦大学(Fudan University)の研究チームは26日、陵墓から見つかった男性の遺骨のDNA鑑定を行うと発表した。

 歴史学や人類学など幅広い専門分野の学者らで構成するチームによると、曹操の末裔にあたる「曹」姓の男性のDNAを採取し、遺骨のDNAと照合する。父親から息子へと遺伝するY染色体を比較照合し、合致すれば遺骨が曹操のものであることが証明できるとしている。

 研究チームは、曹操の父親がもともと名乗っていたといわれる「夏侯(Xiahou)」姓の男性からもDNAサンプルを集め、調査する。一連の調査のためには数百人分のDNAサンプルが必要だという。

 問題の陵墓は黄河(Yellow River)に程近い河南省安陽(Anyang)市郊外にあり、前月、曹操のものと断定されたと発表されたが、多くの学者が発掘された出土品の信ぴょう性に疑問を呈していた。歴史学者によると、220年に65歳で死去した曹操は一説によれば生前、自分の墓の位置を知られないよう、72の偽墓を作ったとされている。(c)AFP