【1月26日 AFP】放置されたゴミによる自然破壊に業を煮やした世界各地の環境活動家が、インターネットを介して100万人のボランティアを動員する地球規模の大クリーンアップ作戦を計画している。主催者が25日明らかにした。

 「Let's Do It」と銘打たれたこの作戦はエストニアの活動家らが編み出したもので、特殊なソフトウェアと携帯電話を用いてゴミ不法投棄現場を見つけ出して写真を撮り、ネット上に掲載して清掃ボランティアを募るというもの。

 エストニアで2008年5月4日に行われた初回作戦では、全人口130万人のうち5万人が参加し、ゴミ1万トンが収集されるという大成功に終わった。作戦の生みの親で国会議員のトーマス・トラピド(Toomas Trapido)氏によると、この作戦以来、日本からブラジルまで多数の国の活動家から、自国でも同様の作戦を実施したいとの問い合わせが寄せられているという。

 エストニアの非営利環境団体「Estonian Nature for Fund」によると、これまでのところ、ポルトガル、スロベニア、ラトビア、インドなどが作戦の実施を決めており、合計で100万人が動員される見込みだという。

 主催者は、以下のサイトで、作戦のノウハウを伝授している。(c)AFP

【参考】「Let's Do It」のホームページ