【1月22日 AFP】自身で撮影した風景写真が慈善オークションで高額落札され、芸術的才能が話題になったばかりのロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領が21日、今度はピアノ演奏の腕前を披露する機会を得た。

 サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)にある国立教育大学を視察したメドベージェフ大統領は、講師が使う電子ピアノの前に緊張した面持ちで座った。

「左手はそこに置いて! 右手はそこ。両手を均等にね。その調子です。今度はもう少し早く」――。傍らの講師からアドバイスを受け、メドベージェフ大統領がキーボードに指を躍らせると、ピアノからは有名なバレエ組曲「白鳥の湖(Swan Lake)」の1曲、「白鳥の踊り(Dance of the Little Swans)」の調べが奏でられ始めた。

 ただし、この演奏は最新のコンピュータ技術の力を借りてのもの。「これは私が弾いているのではないんだ」と、正直な大統領は笑って告白した。

 曲の途中でつかえてしまい、奇妙なものでも見るような視線を鍵盤に向ける大統領を講師が救援する場面もあったものの、何とか演奏を終えた大統領には、聴衆から割れんばかりの拍手が贈られた。
 
 メドベージェフ大統領が撮影した写真は前週、オークションで1700万ドル(約1億5000万円)もの高値が付き、写真家としての才能は高く評価されている。だが、ピアノ演奏会を開いても国民が列を作って聞きに来ることはなさそうだ。(c)AFP