【1月21日 AFP】米文豪エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe、1809~49年)の誕生日になると、メリーランド(Maryland)州ボルティモア(Baltimore)にあるポーの墓を「謎の訪問者」が訪れ、バラの花とコニャックのボトルを供える――。過去60年以上にわたって毎年続いていた「伝統行事」が、生誕201年にあたる19日、途絶えた。

 墓のそばでは、ポーのファンらが謎の訪問者の正体を目撃しようと待ち構えていたが、ついに誰も現われなかったという。

 ポー・ソサイエティー(Poe Society)によると、謎の訪問者は、ポーが亡くなった100年後の1949年以来、毎年日付が変わるころから朝5時ごろまでの間に墓を訪れていたという。

 この習慣を始めた最初の人物については、1998年に亡くなったとのメモが残されており、2人の息子がその後を継いだとみられている。ただ、訪問者の正体はいまだ分かっていない。(c)AFP