【1月21日 senken h】ファッションや広告で活躍する写真家、横浪修(Osamu Yokonami)の2作目となる作品集は100人の女児のポートレート写真。本来、個性が豊かな現在の子供を写真に収めたものだが、その手法が面白い。被写体である女児の外面を均質化することで、逆に本来の個を浮かび上がらせようという企図なのだ。

 同じ服装をしてもらうことで、表層的な個を奪いうっすらと本来の個を表出させ、さらに果物など丸いものを首と肩の間に挟むという行為を通じてそれぞれの個性を浮かび上がらせた。それらを標本的に並べることでより違いが明確に分かる仕掛け。ページをめくるたびに、同じ動作でも子供の仕草や癖などでそれぞれの違いが表情などに現れることが分かる。

 尾原史和(Fumikazu Ohara)がアートディレクションを担当、氏が率いるプランクトンによる発行。いとうせいこう(Ito Seiko)が後書きを寄せている。128ページ、3990円。(c)senken h

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