【1月15日 AFP】米国の著名セックスセラピスト、ルース・ウエストハイマー(Ruth Westheimer)博士が、首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)の市当局が2月のバレンタインデーに合わせて行う「恋愛刺激策」キャンペーンに一役買うことになった。

 ワシントンD.C.には毎年、外国からの1500万人を含む1600万人の観光客が訪れるが、ロマンティックな体験を期待する人は少ない。全米30都市を対象とした「ロマンティックな観光地ランキング」で、ワシントンD.C.は下から2番目だった。

「恋愛刺激策」キャンペーンは、ワシントンD.C.の「恋愛経済」の活性化を目指したもので、2月いっぱい、同地のモニュメントや美術館、レストランで愛にあふれた演出がされるほか、マダム・タッソー(Madame Tussauds)のろう人形館でカップルの入場料が20%引き、報道博物館「ニュージアム(Newseum)」は1人分の料金でカップルが入場できるようになる。

「愛とふれあい名誉長官(Honorary US Secretary of Love and Relations)」に就任したウエストハイマー博士は、住民と観光客に向け、「2月は外に出かけて何かしてちょうだい。少なくとも私はカウチポテト派じゃないってご存知でしょう」と呼びかけている。

■ルース・ウエストハイマー博士の略歴

 1928年、ドイツ生まれ。ナチス(Nazis)のユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を逃れるため、10歳のころスイスに移住した。17歳のときイスラエルに移り、その後パリ(Paris)のソルボンヌ(Sorbonne)大学で学んだ後、幼稚園の教師となる。

 56年に米国に移住し、コロンビア大学(Columbia University)で博士号を取得、コーネル大学(Cornell University)で人間のセクシュアリティについて研究した。

 80年にニューヨーク(New York)で15分のラジオ番組「性的に言うと(Sexually Speaking)」を開始。1年後、1時間の生番組になった。

 現在、Dr.ルースとしてテレビ出演するかたわら、自身のウェブサイトや、トレードマークになっているきつい欧州風のなまりで性に関係した単語を発音するiPhone(アイフォーン)のアプリケーションも出している。(c)AFP