【1月19日 senken h】人気ブランド「SLY(スライ)」のクリエイティブディレクターの植田さんと自社ブランドをPRする敏腕プレスの世永さん。プライベートではパートナーとキッズにも恵まれ、ワーキングウーマンのあこがれのような存在の2人だが、もちろんその道のりは平坦ではなかったが、消費不況のいま、そんな曲折した過去の道を改めて見つめ直したいという言葉が漏れる。奇手や妙手が見当たらない今、彼女たちの「初心」や「原点」といった言葉が新鮮に響く。(vol.1の続き)

—うまくいかなかった時の対処は。

U:昔は飲んで忘れることが多かったです(笑)。パーっと盛り上がって、「何で昨日あんなに飲んじゃったんだろう」って悩みが別物に変わっている時も多々ありました。でも本当に落ち込むと、逆に飲めないですね。一人でじっとして、とことん落ちるところまで落ちる。結局、目の前のことを一生懸命にこなして、良い方向に向かっていくと信じて頑張るしかないですよね。あと、スライを始めてからは、私がやりたいことを形にしてくれるスタッフに助けられています。

Y:私は尊敬するうちの(寺田)代表とか昔から苦労をともにしてきた同僚に助けられています。あと、この仕事をしていると、すてきな人たちとの出会いがあって、はっとするような言葉を聞くことがあります。そんな言葉も財産になって助けられている気がします。私にとっては植田さんもその一人です。

U:え〜そうなんですか。

Y:それこそスタイリストのアシスタントをなさっていた時、リースにいらしたことがあって。その時ちょっと気持ちが荒んでて、愚痴っぽいことが口から出たんですね。そうしたら植田さんに「何言ってるんですか!こんな楽しいことないじゃないですか」って言われて。あれで目が覚めました。

U:そんな生意気なこと言っちゃいました?(笑)。

Y:すごくエネルギーをもらいました。さっき植田さんがお話になっていた亘つぐみさんもそうですよね。初めて会った時、いろんな意味で衝撃的でした。飾った所がなくて、まっすぐで。

U:何に対してもネガティブさがないですよね、つぐみさんは。

—結婚は仕事に影響しますか。

Y:結婚自体はあんまり影響しなかったけど、子どもは大いに影響しますね。世界観が変わります。自分が守ってあげなくちゃっていう存在は生まれて初めてでしたから。

U:やっぱり守るものがある強さってすごい。本当に頑張ろうって思えるし、仕事でぶつかっても逃げなくなった。今では夜遊びしたいって気持ちは一体どこに行っちゃったんだろうって(笑)。

Y:私は人類愛にも目覚めました(笑)。仕事で嫌な事を言われても、この人にも親がいて家族がいて…みたいに考えるようになって、仕事上のトラブルが小さいことに感じられるようになった。

U:そうそう。やさしくなりますよね。そして周りに対して世話焼きになりました(笑)。(c)senken h

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