【1月15日 senken h】新進気鋭のアーティスト支援を積極的に行っているディーゼル デニム ギャラリー アオヤマ(DIESEL DENIM GALLERY AOYAMA)。その2階で1月31日までエキシビションを行っているのがオランダ人アーティストのマタイアス(Mathias)。世界の著名政治家などを題材に選び描くことで、今日の社会情勢や民主主義への不満や疑問を我々に鮮明に提示する。世界で初めての個展「ALL ABOUT DEMOCRACY」を開くにあたって来日した本人に話を聞いた。

―今回の個展のコンセプトは。
マタイアス(以下M):パートナーのアレックスが生まれたベネズエラに一緒に行って、その貧しさにショックを受けたのがきっかけだ。南アメリカと我々の住んでいるヨーロッパの違いにフラストレーションを感じた。さらに僕の国(オランダ)に戻った時にアレックスのビザが下りなかった。それで絵を描くことでフラストレーションを解消しようとしたって訳さ。世界には不公正や不公平があふれている。それには少なからず権力や権威が関係しているはずだ。政治家をモチーフにしているのはそういう理由だ。

―皮肉っぽい作風だね。
M:僕はアイロニーが好きだけど、受け取り方は見る人に任せるよ。ただ、僕がニュースで報道されている人に影響を受けているのは事実だ。自分は必ずしも彼らをからかっている訳ではないけど、確かに表現としては皮肉っぽいね。

―今回初めての個展を日本で開いている。
M:アメイジングだ。来るのも初めてだし。オファーをもらった時は冗談だと思ったくらいさ。誇りに思っている。キュレーターをはじめ、スタッフ総出で手作りで個展の準備をして良いエネルギーをもらった。みんなと一緒に働いたことでケミストリーが生まれた。日本は本当にポジティブなエネルギーにあふれている。何かとネガティブなヨーロッパと大違いさ。僕らの国ではきっと5時になったらみんな帰ってしまうしね。日本人は責任感が強く良いものを作るためには時間を惜しまずよく働く。僕はヨーロッパの人たちにこの事のすばらしさを伝えたいよ、本当に。日本食もうまいしヘルシーだ。味噌汁は最高さ。

―日本のファーストレディー、鳩山幸(Miyuki Hatoyama)さんも描いた。
M:日本でせっかく個展をやるのに日本人がいないとおかしいと気付いてね。新聞で火星から来た、って書いてあったから、面白いと思ってスペースシップに入っている姿を描いたんだ。(c)senken h

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