【1月12日 AFP】イランの首都テヘラン(Tehran)で12日、爆弾による攻撃があり、同国の核科学者マスード・モハマディ(Massoud Ali Mohammadi)氏が死亡した。事件を受けて、国営メディアはただちに「反革命勢力」および外国勢力による犯行と報じた。

 国営メディアによると、テヘラン北部Qeytariyehのモハマディ氏の自宅前で、オートバイに固定された遠隔操作の爆弾が爆発。テヘラン大学(Tehran University)で核エネルギーについて教えていたモハマディ氏が爆発に巻き込まれて死亡した。

 テヘラン検察当局のAbbas Jafari Dolatabadi氏によると、モハマディ氏が車に乗り込もうとした際に、自宅前に止められていたオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発したという。国営イラン学生通信(ISNA)が伝えた。

 イラン外務省のRamin Mehmanparast報道官は、「暫定的な捜査結果から、このテロ事件には、シオニスト政権(イスラエル)と米国、そして彼らに雇われたイラン国内の傭兵という、悪の三角形が関与していることが示唆される」と語った。(c)AFP