【1月12日 AFP】中国の国営新華社(Xinhua)通信は12日、中国が前日に実施した地上配備型の弾道ミサイル迎撃システムの技術実験に成功し、「所期目的を達成できた」と報じた。実験は「防御的性格のもので、他国を想定したものではない」と説明している。

 ミサイル実験の数日前には、米国が台湾に売却する地対空誘導弾パトリオット(PAC3)システムを発注したことが明らかになっている。

 PAC3は、1年以上も前のブッシュ前政権時の2008年に、米議会が決定した台湾への武器売却パッケージに含まれていたものだ。だが、台湾を自国領土の一部とみなす中国は、米国政府に武器売却決定の撤回を繰り返し求めていた。(c)AFP