【12月31日 AFP】日本スケート連盟(Japan Skating Federation)は30日、2010年バンクーバー冬季五輪スピードスケートの代表選手19人を発表し、長野五輪・男子500メートルの金メダリスト清水宏保(Hiroyasu Shimizu)が選考外となり、15歳の女子中学生、高木美帆(Miho Takagi)が選出された。

 清水は、28日から長野で3日間開催された代表選考会の500メートルで7位、1000メートルで9位に終わり、五輪出場が絶望視されていた。

 4大会連続で五輪に出場した清水は「持っているものをすべて出した。(2006年の)トリノ五輪から4年間のすべての思い出とともに滑った」と話している。同選手は近日中に引退を表明するものと見られている。

 高木は30日、選考会の1500メートルを1分59秒47で優勝し、日本スピードスケート(ショートトラックを除く)史上最年少での五輪出場を決めていた。同選手は1500メートル、1000メートル、チームパシュート(団体追い抜き)の計3種目で五輪に出場する。

 また、1994年のリレハンメル五輪から4大会連続で出場中の岡崎朋美(Tomomi Okazaki)も代表に選出された。同選手は長野五輪の女子500メートルで銅メダルを獲得している。(c)AFP