【12月30日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)は29日、代理人からの要請に応じ、トレイシー・マクグレディ(Tracy McGrady)のトレードを検討していると発表した。

 ロケッツのダリル・モーレー(Daryl Morey)ゼネラルマネージャー(GM)は、両者が「複数回会談」し、チームがトレードを検討し、無期限でチーム活動から離れる許可を与えたと明かしている。

 マクグレディは、2009年2月に左ひざを手術し、08-09シーズンの残りを欠場した。復帰したマクグレディは09-10シーズン、6試合で計46分間の出場にとどまり不満を抱えていた。

 09-10シーズンがロケッツとの契約最終年となっているマクグレディは、トレーニングに復帰して以来プレーする準備が整っていると主張してきたが、ロケッツは同選手の先発起用を見送っていた。

 マクグレディは、ニュージャージー(New Jersey)とクリーブランド(Cleveland)に遠征するチームから離脱することを認められ、ヒューストン(Houston)に戻っている。

 ロケッツは2004年6月、姚明(Yao Ming、ヤオ・ミン)とのコンビでの活躍とチームの覇権奪回を期待してマクグレディを獲得したが、マクグレディはロケッツでけがに悩まされた。

 1年目にマクグレディは1試合平均25.7得点5.5アシストを記録したが、チームはプレーオフ1回戦でダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)に敗れ、06-07、07-08シーズンもプレーオフ1回戦で敗退している。(c)AFP