【12月21日 AFP】クリスマス休暇直前の前週末、首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)を含む米国北東部が大雪に見舞われ、クリスマス商戦にも暗い影を落とした。

 ノースカロライナ(North Carolina)州からニューイングランド(New England)にかけての米国北東部は20日、記録的な吹雪となり、各地の空港や道路が閉鎖されるとともに、列車やバスが終日運休した。また、一部地域が停電して数十万人に影響が出た。

 多くの教会ではミサが中止され、自治体は住民らに外出を控えるよう呼びかけた。

 ワシントンD.C.は18日夜から19日朝にかけて40センチの雪が積もった。米国立測候所(National Weather ServiceNWS)によると、首都におけるこの時期の積雪量としては最大。ワシントンD.C.は通常、1月ごろまで雪は降らない。
 
 19日、バージニア(Virginia)州では雪に関連した交通事故で少なくとも3人が死亡。州間高速道路は事故が3000件あまり続発したことから数時間にわたり閉鎖された。(c)AFP/Stephanie Griffith