【12月20日 AFP】(写真追加)英南部チチェスター(Chichester)の裁判所は16日、列車で寝ていた見ず知らずの乗客のあごひげに火を付け、重いやけどを負わせた2人に禁固刑を言い渡した。

 ディーン・ハーディ(Dean Hardy)被告(20)とエイデン・パーマー(Aedan Palmer)被告(19)は前年12月、缶ビール約10本を飲んで酔った状態で、別の少年2人(いずれも14)とともに列車に乗り込み、眠っていたルーク・ケネディ(Luke Kennedy)さん(22)の向かいの席に座った。

 当初ケネディさんにいたずらをしていた被告らは、しばらくしてそのあごひげに火を付け、次の駅で降りて逃走した。しかし、列車内の防犯カメラが被害者のあごひげから立ち上る煙をみて笑う被告らの姿をとらえていた。

 別の乗客が通報し、くちびる、耳、ほおに重い火傷を負ったケネディさんは病院に駆け込んで2日間入院したが、耳に回復不可能な傷を負った。

 この事件は大きく報じられ2日後にハーディ被告が出頭。その翌日残る3人も逮捕された。11月に有罪の宣告を受けたハーディ被告は少年犯罪者施設で禁固2年、すでに有罪を認めていたパーマー被告には禁固1年4月の判決が下された。一緒にいた2人の少年は無罪となった。

 判決言い渡しに際して、裁判官は乗客の安全を脅かす卑劣な犯行と述べ、被告らを厳しく断罪した。(c)AFP