【12月10日 AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)で8日に発生し、127人が死亡、約450人が負傷した連続自動車爆弾攻撃をめぐり、イラクのヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相は9日、治安部隊司令官を更迭した。一方、警察は実行犯がシリアかサウジアラビアの組織の支援を受けているとの見方を示した。

 更迭の背景には、武力衝突による11月の合計死者数を上回る犠牲者を出した今回の攻撃をめぐり、連邦議会議員らが政府に責任を追求したことがある。今回の攻撃は、3月7日の連邦議会選挙を前に警備を強化したとする政府の主張を揺るがす格好となった。

 首相官邸は「軍の最高司令官であるヌーリ・マリキ首相は、アッブード・カンバル(Abboud Qanbar)中将の更迭を命じた」との声明を発表した。

 一方、警察高官は、今回の攻撃には国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)や旧支配政党のバース党(Baath Party)支持者が関与しているとの見方を示した。また、使用された爆発物は海外で作られたもので、実行犯はシリアかサウジアラビアの組織の支援を受けているという。

 攻撃を受け封鎖されていた道路は9日再開され、バグダッド市内の検問所の警備は強化された。(c)AFP/Prashant Rao and Ammar Karim