【12月7日 AFP】国連気候変動枠組条約(UN Framework Convention on Climate ChangeUNFCCC)第15回締約国会議(COP15)が7日から開幕するデンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)の中心部に5日、地球温暖化に対する関心を喚起しようと実物大の「氷のホッキョクグマ像」が登場した。

 氷の中にはブロンズで作った骨格が入っており、COP15開催期間中、ホッキョクグマは溶けるにまかせて放置される。使用された氷は11トン、溶けきるまでには10日程度かかるという。

 主催者側は「コペンハーゲンの真ん中にあるコンゲンス・ニュートー(Kongens Nytorv)広場で、氷が溶けてできる水たまりと後に残る骨格がわたしたちに、気候変動という大問題に直面していることを思い出させてくれるだろう」と説明している。

 この氷のホッキョクグマの彫像は、アーティストのマーク・コレス(Mark Coreth)氏の発案で、4日から同氏が制作した。コレス氏は12月11日に、英ロンドンのトラファルガー広場(Trafalgar Square)でも同じ氷の像を制作する。

 COP15は7日から18日まで開催される。(c)AFP