【12月3日 AFP】欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会(European Commission)は2日、域内で販売されているクリスマス用の電飾のうち、およそ3つに1つが火災を起こす危険性があると警告した。

 欧州委員会のメグレナ・クネワ(Meglena Kuneva)委員(消費者保護担当)が発表した報告書によると、EU加盟国5か国から無作為に抽出されたクリスマス用電飾196のうち、30%が安全基準を満たしていなかった。

 報告書によれば、検査が行われたのはドイツ、ハンガリー、オランダ、スロバキア、スロベニア。「複数の検査で、多数の電飾が基準を満たしておらず、火災や感電の直接的な危険性が明らかにある」ことがわかった。

 クネワ委員は、「(この報告書は)警鐘を鳴らしている」と述べ、「クリスマスで『電飾のつけっぱなし』をこれからも続けるのであれば、安全面で妥協が全くないようにしなければならない」と語った。また、当局と業界は、いいかげんな商品が流通しないよう取り締まりを強化する必要があるとした。

■感電や火事の危険性

 報告書によれば、多数の電球がコードでつながったタイプの電飾の4分の1は、コードが簡単に緩くなってしまい感電を起こす危険性があった。また、28%は絶縁に不備があり、23%はコードが細過ぎて過熱して火災になる危険性があった。

 消費者団体ANECは、安全でないクリスマス用電飾の多くがアジアで製造されており、欧州による監視を強化する必要があると述べた。(c)AFP