【12月1日 AFP】スウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)は前月、月間の日照時間が17.5時間、1日あたり平均ではわずか35分と、2000年以来最も「暗い」11月を記録した。スウェーデン気象水文研究所(Meteorological and Hydrological InstituteSMHI)が30日明らかにした。

 一方、晴天では気温が下がりやすいが、前月は太陽の光を遮断した雲が地上の熱を封じこめたため、月間平均気温は5.6度で、気温の面では平年を大きく上回る暖かい11月となった。

 過去25年間、11月のストックホルムの平均日照時間は54時間、平均気温は2.9度となっている。平均日照時間が今回を下回った11月は、月間日照時間8時間を記録した2000年と9時間の1993年がある。2000年11月も、月間平均気温は7度で平均よりも暖かい11月だった。

 北半球の高緯度に位置する首都ストックホルムの11月は、日の出から日の入りまでの時間が7時間と短いことも、日照時間の少なさに追い打ちをかけている。反対に夏季の日照時間は長く、7月の平均月間日照時間は292時間となっている。(c)AFP