【11月28日 AFP】米国は27日、ブラック・フライデー(Black Friday)を迎え、多くの店が夜明け前から営業した。

 ブラック・フライデーとは感謝祭(Thanksgiving Day、11月の第4木曜日)の翌日の金曜日のこと。クリスマスの買い物のため、赤字の店も黒字になるほど多くの人が商店を訪れるということからこう呼ばれる。

 全米小売業協会(National Retail FederationNRF)の調査によれば、今年のブラック・フライデーに店で買い物を計画している人は5700万人、お買い得な商品があれば買い物に行きたいという人は7700万人に上るという。

 しかし不況の中、消費者の財布がゆるむかは別の問題だ。全米小売業協会は消費に回復のきざしがみられるとしながらも、今年のホリデーシーズン(11~12月)の小売業の売上は前年比1%減の4376億ドル(約38兆9000億円)と予想している。
 
 これは2008年の3.4%減という数字よりはよいものの、3.39%増という過去10年の平均を大きく下回る水準だ。(c)AFP/Sebastian Smith