【11月28日 AFP】(一部更新)ロシア北西部(Novgorod)州で27日夜、モスクワ(Moscow)からサンクトペテルブルク(Saint Petersburg)に向かっていた特急列車「ネフスキー・エクスプレス(Nevski Express)」が脱線した。何らかの攻撃を受けたおそれもある。ロシアの複数のメディアが報じた。

 インタファクス(Interfax)通信は非常事態省の情報として少なくとも25人が死亡、87人が負傷したと報じた。当初23人が死亡、55人が負傷したと伝えられていた。非常事態省によると、事故は午後9時34分(日本時間28日午前3時34分)発生。列車は14両編成で乗客約660人が乗っていた。

 ロシア通信(Ria-Novosti)は鉄道関係者の話として4両が脱線したと報じた。インタファクス通信は治安関係者の話として、事故の前に何かが爆発したような音が聞こえたという目撃者の証言があり、現場近くで直径約1メートルのクレーターのような穴が見つかったと報じた。ロシア通信は、この穴は車両の下に仕掛けられた爆発物によってできた可能性もあると伝えている。
 
 この列車に乗り合わせていた警察官のアンドレイ・アブラメンコ(Andrei Abramenko)さんは、「2両が完全に横転して…完全に車体におしつぶされた人もいた。叫び声やうめき声が聞こえた」とVesti 24に語った。
 
 この路線では2007年にも、チェチェン(Chechen )共和国の独立を目指すグループの関与が疑われる爆弾による脱線事故があり、60人が負傷している。

 ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は連邦保安庁(FSB)に事故の原因究明を命じた。一方、米国のロバート・ギブズ(Robert Gibbs)大統領報道官は、多くの死傷者が出たことに「深い悲しみを覚える」との声明を発表した。(c)AFP