【11月26日 AFP】英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)は25日、英国放送協会(British Boadcasting CorporationBBC)が、商業部門のBBCワールドワイド(BBC Worldwide)の売却について財務アドバイザーと協議したと報じた。

 同紙が匿名の関係者の話として伝えたところによると、米金融大手ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)とスイス金融大手クレディ・スイス(Credit Suisse)のアドバイザーも出席して、BBCワールドワイドの将来の所有形態について話し合われたという。

 BBCを監督するBBCトラスト(BBC Trust)のマイケル・ライオンズ(Michael Lyons)会長は、BBCワールドワイドの所有について「開かれた考え」を持っているという。

 24日にBBCワールドワイドを見直すと発表したライオンズ氏は、同紙に対し、BBCワールドワイドの分離は「想像することは可能だが、非常に非常に複雑なプロセスになるだろう」と語った。一方BBCの広報担当者の1人は、同紙にBBCワールドワイドを売却する計画はないと語った。

 BBCワールドワイドは100を超える国で23のテレビチャンネルを運営しているほか、BBCのブランドを冠した雑誌などの商品、番組フォーマットを販売している。2007年には旅行ガイドブックで有名な出版社、ロンリー・プラネット(Lonely Planet)を買収した。

 ここ数か月、BBCの事業拡大を批判する政治家やライバルとなる企業から、政府がBBCに出している補助金を削減すべきだという声が高まっている。

 メディア大手ニューズ・コーポレーション(News Corporation)の欧州とアジアの責任者、ジェームズ・マードック(James Murdoch)氏は8月、BBCの事業領域の広さとその野望は「恐ろしい」と語っていた。(c)AFP